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歪んだ友情  仮面ライダーオーズ 第33話 友情と暴走と残されたベルト

サゴーゾさんの安定感は半端ないでホンマ

※ちょいネタバレあり
再び暴走するプトティラコンボ、その暴走を止める後藤さんの機転で始まった第33話。

映司のもとに親友と名乗る男から遊園地の招待状が届く。その送り主は学生時代に映司のおかげで引きこもりを脱することができたという北村だった。映司は彼のこと全然覚えていなかったけど。

北村君、なんというか、すっごい草加さんです・・・

北村の映司に対する親友でありたいという独占欲が今回の欲望でしょうかね。なんか全体的に脚本が雑な印象を受けましたが、(冒頭のカザリとかなんでそこにいたんだよ!)バッタヤミー回の人ということで、今回の「友情」にも上手い着地点を期待しています。

今回導入回ということもあってかあんまり感想がない・・・;

伊達バースのプロレスアクションはかっこよかったです。こういうキャラクターにあったアクションされちゃうとぐっときちゃうんですよね。プロレス殺法は他にはガタックとか?

しかし今回の最大の見どころは後藤さんのへたれっぷr・・・冷静さでしょうね。あんなにバースになりたくてギラギラしていた後藤さんが、冷静に戦況と自分の実力を分析するとは。オーズの一番の成長株は間違いなく後藤さんです!

また、北村により映司のかつての夢も明かされました。映司のからっぽになった欲望を取り戻すことが今後のテーマのひとつとなるのでしょうかね。
・・・ん?



Anything goes! その心が熱くなるもの
満たされるものを探して
Life goes on!本気出して戦うのなら
負ける気しないはず

今年も歌詞がシンクロしてきてないか・・・!?


名台詞
後藤さん「今の俺じゃ無理だ」

なんという予告詐欺。



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そして始まる協奏曲 信長協奏曲(コンツェルト) 三巻 感想

タイトルってこういう意味だったんか・・・! 信長協奏曲三巻感想

※ネタバレあり!!

桶狭間の戦いの勝因は、情報力の差でした。桶狭間の真相については諸説ありますが、詳しくはセンゴクのほうに任せときましょう。間者(っていうか藤吉郎)から、信長の籠城という誤った情報を手に入れてしまった今川方。一方領民を使い確かな情報を手に入れた織田方。サブロー信長は一番手柄を義元の首をとったものではなく有益な情報を手に入れたリーダー、まさに与えます。農民ゆえ名字のないまさにサブローが与えた名は、やなだまさつな。やなだ・・・梁田政綱!史実でも一番手柄をあげたとされ、沓掛城主となった人物。謎多き人物ですが、うまくストーリーに組み込んできますね。

その後も成長して女好きになったが竹千代ちゃんが目をキラキラさせながら女体の神秘を語ったり、竹中半兵衛と出会ったり、稲葉山城落としたり・・・

覇道を突き進むサブローですが、ある日帰蝶とのでえと中に拉致されてしまいます。
その相手はなんと、明智光秀となのる自分と瓜二つの男。。。

我々はこの青年を知っているッ!いや!このまなざしとこの顔を知っている!

第一話で世を捨てたと思われた本物の織田信長が、明智光秀としてサブロー信長の前に帰ってきました。光秀(信長)は、信長(サブロー)の家臣として仕えることを誓うとのこと。文章で書くと誰が誰やらわかんなくなりますが、ついに二人の信長が出会い、手を組むこととなりました。
いやーようやく物語が本格的に動いてきましたね。この展開はかなりアツい!
光秀(信長)は相変わらず穏やかで誠実な性格。某センゴクの化粧野郎とは大違いです。今のところ彼が本能寺の変を起こすとは全く思えません。しかし道三の件といい、現代から人がタイムスリップしてきても歴史に変化はありません。正確には、僕たちが習ってきた歴史、ですが。

そもそもこの漫画の中での史実はどうなっているんでしょうね。日本史嫌いのサブローでも織田信長の覇道や徳川家康が江戸幕府を開くことを知っているくらいなので大筋は変わらないと思うのですが、ここまでの物語を追う限り、サブローがタイムスリップしたことで僕たちのイメージする信長像ができている気がするんですよねー。

また、光秀=信長の構造により、光秀と帰蝶ができてた説(確か大河の功名が辻はこの説を本能寺の変の一因としてた気がする・・・)にも説得力が出てきます。事実それを想起させる描写もありましたし。こういう諸説の解釈を上手くストーリーに盛り込んでいるのを見ると、やっぱ歴史ものは面白いって思います。

二人の信長の出会いは、天下への協奏曲か。はたまた破滅への序曲なのか。ラストまで目が離せません。

名台詞
竹中半兵衛「わしはただ、証明したかっただけなのじゃ。陥ちぬ城など、無いということを。」

かっけえ!

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出会いと別れ 信長協奏曲(コンツェルト) 二巻 感想

出会いと別れがサブローを成長させていく、そんな信長協奏曲二巻。

※ネタバレあり
重臣平手政秀の死を契機に天下取りへの決意を新たにしたサブロー信長は、今度は義父である”美濃の蝮”斎藤道三との会見に臨むことに。
諸説によれば、この時信長は男根柄の着物というレディガガばりのファッションセンスで周りをあきれさせたとのことですが、サブローの場合はというと・・・高校の制服着てきちゃいました。確かに高校生の礼服といえば制服だわな。
そして明かされる衝撃の事実。なんと蝮の道三も現代からタイムスリップしてきた元警察官だったのだ・・・!
かなり唐突でしたが、正直上手いと思います。史実でも道三はなぜか信長をえらく気に入ったようですが、その理由付けをこんなとこにもってくるとは。現代に娘を残しながら30年も武将として生きてきて、ようやく出会えた唯一の理解者が信長だったわけですね。あ、バギーホイップショットの使い手のマムシさんとはなんの関係もありません。

しかしこの出会いも歴史を変えることはできず、史実通り長良川の戦いにて道三は討ち死に。信長は道三から帰蝶と現代に残した娘への手紙、拳銃、そして生きる意志を受け継ぐのでした。

その後も弟信行の死、将軍足利義輝との出会いを経て、ついに最大の敵たる今川家との戦にもつれこんでいく・・・!

この巻でサブローは大きく成長しましたね。これまでの能天気ともとれる行動は相変わらずですが、「勝たないと・・・今川さんに。」のシーンの眼光はまさに戦国武将のそれ。道三だけでなく将軍義輝や領民など、出会う人出会う人を魅了していくのはまさに天賦の才。
一方で平手政秀暗殺の黒幕であり今川の間者である忍びが木下藤吉郎(のちの秀吉)として織田家に潜入したのが気がかりですね。こんなに露骨に黒い藤吉郎ですが、いつかはサブローに魅かれていくのでしょうか。いやはや続きが気になりますね。

名台詞
サブロー「目指すは、今川義元!!」
他にも道三の遺言とか色々あったけど、サブローの武将としての覚醒を描いた名シーンで。

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明かされる映司の過去、そして   仮面ライダーオーズ 第32話 新グリードと空白と無敵のコンボ

プ・ト・ティラーノ・ヒッサーツ!!

タトバに慣れてきたと思ったらこれだよ!!

※ネタバレあり

ということで映司の過去、新ヤミーに新フォームのお目見えと盛りだくさんな第32話。

大物政治家の息子であった映司は、かつて内戦の現場から大量の身代金と引き換えに自分だけが生き残った経験があった。さらにその体験は命をかけて人々を守ろうとしたという美談として利用された・・・
砂漠と評される映司の人間性ですが、欲望がぽっかりと空白になっていたためにオーズの器にふさわしく暴走することもなかったとのことで。歪な人間だとは思っていましたが、この過去の重さは平成ライダーの主人公の中でも屈指でしょう。
バッタ回で描かれたように、人を助けたい、人の役に立ちたいという気持ちも欲望の一つ。しかし映司の場合は人を助けなきゃいけないという強迫観念に近いんじゃあないでしょうか。アンクは以前コアメダルとセルメダルの関係をアイスで例えましたが、映司の場合は正義というアイスの棒だけが残りアイスは全部とけきっちゃってるんですね。その棒が折れてしまわないように、必死で人を助けてる、みたいな。・・・あんまりうまくないか。

そして新たに登場する紫のヤミー。彼らの役割は欲望を消すこと。他のヤミーに比べどこか達観したような言動でしたね。つーか被害甚大すぎんだろう・・・!ゴーカイジャーといい恐竜ヤミーといい、今年は容赦なく人を殺しますね。

圧倒的な戦闘力とコアメダルの力を奪うプテラノドンヤミーに苦戦する中、映司の中の紫のメダルが暴走する。
いやーこの変身音のインパクトは過去最強。ちなみにほとんどの恐竜は○○ザウルスではなく○○サウルスだそうで。おそらくティラノメダルはティラノサウルスではなくティラノ剣山を模したメダルなんでしょう・・・

しかし紫ライダーはかっこいい!王蛇しかり、サソードしかり。恐竜→氷河期→冷凍ってことで氷属性なのもいいですね。氷属性のライダーって何気に少ないですよね。タイガは一応そうなのかな?あとは凍鬼さんとか?
けど必殺技が尻尾アタックて。プテラ、トリケラ、ティラノそれぞれのギミックを使ってるのはいいんですが、あそこまでCGバリバリなのはちょっとね・・・このへんがオーズの戦闘がぱっとしない要因だと思うんですよねー。CGもいいけど、俺が見たいんは高岩さんのアクションなんや・・・!

ヤミーを撃破する暴走を続ける映司を止めたのは、比奈ちゃんの命がけの行動だった。
ちゃんとヒロインがヒロインしてる・・・!
今までボロボロになりながらもオーズとして戦ってきた映司ですが、ここにきてとんでもない爆弾を抱えちゃったみたいですね。

場面は変わってドクター真木邸。カザリの冒頭での紫のグリードという呟き、てっきり映司に呼びかけていると思っていたのですが、まさか真木博士がグリード化していたとは。すっかりミスリードにひっかかっちゃいました。てへ☆
「終末を求める真木博士」と「無を司る紫のメダル」ッ!この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!?
紫のメダルの登場で、各陣営ますます目が離せなくなりましたね。
・・・あれ?ウヴァさんは・・・?

ていうか比奈ちゃんのお友達の家庭崩壊したまんまじゃん!!

名台詞
プ・ト・ティラーノ・ザウルスー!!


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紳士で俺様で何様!? 鋼鉄の華っ柱 一巻 感想

※ちょいネタバレあり

超金持ちの御前崎家の一人息子、真道(さねみち)は容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能、天上天下唯我独尊を地で行く高校生。だが御前崎の会社が倒産したことにより、一夜にして一文無しに・・・

みたいな

今日から俺は!!、天使な小生意気などでおなじみ西森博之の最新作。
俺様なお坊ちゃまが貧乏生活にあたふたするコメディ・・・とか考えていた僕が甘かった。ごめんなさい。

金も家の後ろ盾もなくなっても全く変わらない真道の鋼鉄のハート。常に紳士としての圧倒的プライドを保ち、時には三橋のごとく卑怯にも立ち回る。クラスにこんな奴いたらほんとにいやな奴だろうに、誇りのためには土下座も辞さない真道の姿は本当に格好いい!彼を取り巻く人々も個性的で、魅力的なキャラクターを作ることに関しては流石西森先生。

そしてなにより朝涼がかわいい!!

どん底から成り上っていくであろう真道一行のこれからが気になりつつ終始ニヤニヤしてしまう、そんな一巻でした。

名台詞
「君は、サッチャンの服を破こうとした。」
「ひっでー田中サンひっでー!!」

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